進化する製品に合わせ、
メンテナンスも進化し続ける。
釣り人にとって「竿」とは、侍の「刀」も同然。魚と対話するために最も強靱かつ繊細であるべきタックルです。常にフィールドの最前線で酷使されるゆえに「竿折れ」などの修理需要も高く、スタッフひとりひとりがどの釣種の竿にも修理対応できるように日々修理技術の向上に努めています。その具体的な取り組みのひとつとしておこなっているのが、新製品の勉強会。竿のスペックや仕様は日々進化していくため、新製品が出るたびに構造やパーツの仕組みについてチーム間で知見を共有しています。製品の進化に合わせて、修理する人間も共に進化していかねばなりません。近年特に高い技術が求められているのは、ガイドの足に施す「糸巻き」の技術です。ベースの糸に加えてデザインアクセントとなる「金の糸」を挟みながら巻いていく作業は、まるで伝統工芸品を織りなす職人のような特殊技術が求められます。竿によっては、1時間以上かけて修理することもあります。それもすべて、「お客様満足度100%」を目指す上での必然的要素なのです。