浮力は永久的ではありません。

製品の買い換えは2～3年を目処に。

発泡素材の浮力材のものは、着用時の屈折や収納時の折り曲げなどにより気泡が壊され、使用していくうちに浮力が低下していきます。また、経年変化でも徐々に浮力は低下しますので、製品をご購入後２～３年を目処に、新しい製品の買い換えをおすすめします。

損傷のひどいものは、早めに交換を。

製品全体の磨耗や損傷のひどいものは、強度も低下していることが考えられますので、製品をご購入後２～３年経たなくとも、安全のために新しい製品の買い換えをおすすめします。

ライフジャケットを安全にご使用いただくために。

確実な装着が、万一の事故から身を守ります。

装着が不十分だったり、ベルトにたるみがあると、転落時に脱げてしまったり、水面上に顔がでなくなったりして危険です。ライフジャケットを着用する際は、ファスナーなどをしっかりと閉めて着用してください。締具（胴部や肩ベルト）、股ベルトを有しているライフジャケットは、身体にフィットするように締具を調整し、股ベルトはしっかりと付け着用してください。

ご使用の前に、試しに浮かんでみましょう。

万一の事故の際に、最も恐いのはパニックになることです。そこで、ご使用になる前に浅瀬などで試着し、浮かぶ感覚を身につけることをおすすめします。人間の浮力は体重に関係はなく、本製品は正しく装着すれば、水面上に顔が確実に確保できるように設計されていますので、あわてないことが大切です。

釣行上の注意事項

• ・法令や条例で救命具の着用義務等が定められている場合は、法令などで定められた要件を満たすものを着用してください。
• ・ライフジャケットはあくまで浮力を補助するための用具です。生命の保証をするものではありません。
• ・釣り場によっては釣りが禁止されている場所があります。必ず法令や条例に従ってください。
• ・気象、海象には充分注意し、単独釣行は避け、決して無理をしないようにしてください。
• ・海難人身事故に遭遇・目撃、油の排出等を発見、不審船を発見したときは海上保安庁「海のもしも（118番）」へ通報してください。また、通信手段の確保も心がけてください。（防水パックへの携帯電話収納など）

長くお使いいただくために。

• ・丸めたり、折り畳んだり、踏んだり、座ったりすると、気泡がつぶれて浮力低下の原因となりますので、ご注意ください。
• ・浮力材は温湿度条件により変形収縮することがあります。火のそばに近づけたり、アイロンやスチーム、乾燥機を使用することは絶対におやめください。また、炎天下で長時間、自動車のトランクや車内に放置することはお避けください。
• ・ドライクリーニングはできません。洗濯は商品の洗濯表示方法に従ってください。
• ・夏季と冬季では衣服などの厚みにより、着用サイズは変化します。都度調整してください。
• ・ご自身の身体に合ったライフジャケットをお選びください。
• ・浮力表示はポケット等に何も入れていない状態の浮力です。メタルジグやオモリなどを入れすぎると、浮力性能に影響が出ますのでご注意ください。
• ・浮力材がセットインされているものは、真水か中性洗剤を薄めてブラッシングし、よくすすぎ洗いしてください。（浮力材に洗剤が残っていると、浮力が低下する恐れがありますので、ご注意ください。）
• ・浮力材着脱タイプのものは、必ず浮力材を取りはずし、洗濯表示に従って洗濯してください。

注意事項

使用法に関するご注意

• ・フローティングベストは浮く機能を備えています。ただし法定備品ではありません。浮力は十分にありますが、使用目的に合った使い方をしてください。
• ・必ずセーフティベルト（股ベルトまたはウエストベルト）を装着し、ファスナーおよびバックルなどの止め具をしめて使用してください。装備が不備な場合は装着がはずれ、体のバランスを崩し危険です。

保守・点検に関するご注意

• ・座布団・クッション代わりの使用は、浮力の低下や変質・変形をまねく恐れがありますので、絶対に避けてください。
• ・使用後は、洗濯表示に従って洗濯をおこない、冷暗所に保管してください。ドライクリーニングやタンブラーによる乾燥、漂白剤入りの洗剤の使用はお避けください。

保管に関するご注意

保管は、直射日光を避け、風通しの良い場所で重い物の下にならないようにしてください。また、水や汗に濡れたままの放置や、自動車のトランクや車内での保管は、性能を低下させる恐れがありますのでお避けください。