Q&A
こちらでは、膨脹式フローティングベスト良くあるご質問について、Q&A形式でご説明させていただきます。
Q
膨脹式フローティングベストを一度も膨らませたりせず、綺麗な状態であっても、炭酸ガスボンベ・スプールは3年毎で交換するのですか?
A
見た目は綺麗な状態でも、絶対に大丈夫とは言い切れません。いざという時に命を守るものですので、炭酸ガスボンベ・スプール共に3年を目安に交換をお願い致します。
Q
お店で購入したばかりですが、店頭に数年置いてあった場合、ボンベなどのパーツは大丈夫ですか?
A
VF-053Uにつきましては、ご購入前に、ボビン(スプール)に記載されている、使用期限内である事を事前にご確認をお願いいたします。それ以外の膨脹式フローティングベストにつきましては、新品未使用の状態での劣化は無いと判断しております。
次回のパーツ交換の時期は、ご購入頂いてから炭酸ガスボンベ・スプール共に3年とお考え頂いて大丈夫です。
ご心配な点、お気付きの点などがございましたら定期点検に出される事をお勧めいたします。
点検はお近くの販売店へお持ちください。(全国釣具店情報へ)
Q
実際に水に落ちたら、何時間くらい浮いていられるのですか?
A
破れたりしなければ、24時間後でも7.5kgの浮力が維持されている規格となっています。
(浮力設定は、国土交通省の規定の7.5kg/24時間以上に基づいています。)
一般的に、体脂肪率10%の人間が水面から首を出す必要浮力が5.8kgと言われております。
Q
膨脹式フローティングベストの正しい浮遊姿勢ってありますか?
A
基本的には、上体を上に反らし顔面を水上に支持し、身体を垂直より後傾の姿勢で浮遊してください。万が一うつ伏せで浮遊してしまった場合は、水かき、立ち泳ぎ等で体を反転させ膨脹装置を水没させ浮遊してください。また膨脹装置が作動しない場合は、速やかに引き手を引いて手動でフローティングベストを膨脹させてください。
ウェストタイプの浮遊状態
ベストタイプの浮遊状態
Q
膨脹式フローティングベストは、汚れた時など、水で洗っても大丈夫ですか?
A
膨らむ部分(気室)の汚れは、膨脹式装置に水が入らないようにして真水で洗い流し、日陰干しして頂けますが、膨脹式装置周辺は安全の為、水洗いしない で、水を浸した布等で拭き取ってください。洗濯機で洗ったり、もみ洗いをすると、亀裂が入る恐れがありますので避けてください。
気室が着脱可能なタイプで、外側(カバー布)を洗濯される際は、必ず気室は取り外して、外側(カバー布)はネットに入れて洗ってください。
(必ず、取扱説明書の洗濯表示方法をご確認ください)
※参考例:右記VE-051Dは気室取り外しが可能なタイプです。
Q
(水洗いに関して)ボンベとスプールを外したら、水でジャバジャバ洗っても大丈夫ですか?
A
問題ありません。塩水噴霧試験を実施しており、錆等が発生することもありません。
ただし、洗った後、ボンベとスプールを再度組み込む際には膨脹装置内に水が残っていないか?、十分乾いているのか?、確認する必要があります。
当然のことですが、洗濯機では洗えませんので、やわらかいスポンジ等で洗い流す程度でお願いいたします。
膨脹式フローティングベストのメンテナンス方法
- 気室に汚れや塩分等が付いている場合は、膨脹式装置に水が入らないようにして、真水で洗い流し日陰干ししてください。膨脹式装置の近くに付いた汚れや塩分等については、水洗いしないで、水を浸した布等で拭き取ってください。
- 気室を洗濯機で洗ったりもみ洗いをすると、亀裂が入る恐れがありますので、避けてください。
- 外側(カバー布)のお手入れについては、製品に取り付けられた洗濯表示方法に従ってください。
(ドライクリーニングは避けてください。)
- アイロンがけ、ストーブ等の直接火気の近くで乾燥させると、気室が熱劣化しますので避けてください。
注意事項
- 外側(カバー布)を洗濯される際は、必ず気室は取り外してください。
弊社の救命衣は、外側(カバー布)と気室部分を切り離すことができます。腰ベルトを背ベルトのループから抜き出し、更にウェスト調整環から抜き出してください。最後に2箇所の面ファスナーを切り離してください。外側(カバー布)に汚れが激しく付いた場合は,外側(カバー布)を洗濯することができます。
- 洗浄の際、ガソリン等の溶剤は、使用しないでください。又、直射日光に当てたり、電熱器・熱風で乾燥させないでください。救命衣の劣化、変形の原因となります。
Q
スプールがちょっと湿ってしまったのですが、作動していないので、乾燥させてそのまま使っても大丈夫ですか?
A
スプールが湿っているかどうかはお客様には分かりづらいと思います。
明らかに水を浴びてしまった場合や、湿度の高い場所に長時間放置していたような場合には、誤作動の原因となることが予想させるため、早めの交換をお勧めいたします。
また、交換用のアフターパーツは必ずお持ちのフローティングベストにあった品番のボンベ・スプール等をご使用ください。
弊社の膨脹式フローティングベストの交換用の適性ボンベ・スプールセットは、ほぼ共通で「ボンベスプールセット(アフターパーツ品番:BP-001A)」を使用しております。
※膨脹式フローティングベストのコンビネーションフローティングベスト・リミテッドプロ(磯用膨脹式)(パーツ品番:VE-190D)のみ、交換用ボンベ・スプールセットが、「ボンベ・スプールセット(磯用膨脹式フローティングベスト専用)(パーツ品番:BP-090D)」となっております。お間違えの無いよう、ご注意ください。
Q
気室に穴が開いていないかボンベを作動させずに、自分で膨らませてみるなどの方法で確認できますか?
A
鋭利なものが胴衣に触れたり、胴衣が壁と擦れてしまったりして、気室に穴があいてしまったかどうか心配な場合は、補助送気管から口で空気を入れて気室を適度にパンパンに膨らませ、1時間程度放置することで、確認が出来ます。
空気がまったく減っていないようであれば問題はありませんが、空気が減っているようでしたら製造業者での点検が必要になります。
明らかに空気が減っていることがわかる場合は、穴があいていますので販売店様にお預け下さい。(*修理できない場合もございます。あらかじめご了解下さい)
また、補助送気装置で同じように空気を吹きいれ、膨らんだ気室を水の入った水槽や浴槽などに入れ、気室から気泡が出ていないかを確認する方法もあります。
気室に穴が開いている場合は、水に浸けると気泡が発生します。
空気を補充する時は、まずキャップを外し、右記写真の図2ように送気装置の先を直接歯でくわえ、息を吹き込むことで送気装置内のバルブを押し下げて空気を気質へ補充します。また、空気の補充後は必ずキャップをしてください。
確認後、空気を排気するときは、右記写真の図3のようにキャップにある突起を早期装置の先に突きさし、バルブを押し下げて空気を気室から排気してください。
空気補充方法
空気排気方法
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